■名古屋まつり 2018

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昨年は夫の仕事の関係で行けなかった「名古屋まつり」。

今年は一昨年前と同様、年に1日だけ
普段は有料の県や市の公園や美術館、資料館が無料開放される特典を利用して
資料館めぐりをしてきました^^




今回、最初に行ったのはトップ画像の「旧 川上貞奴邸」。

日本初の女優と謳われた川上貞奴さんと、電力王と称された福沢桃介さんが
大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅を移築・復元した邸宅です。

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外観はまるでジブリ映画に出てきそうな佇まい。

中に入ると、見事なステンドグラスの窓が印象的な
政財界など各方面の著名人が集うサロンとして使われていた大きな大広間。




赤いカーペットが敷かれた緩やかな螺旋階段に
寄木のフローリング、モダンなデザインのランタンなどなど
見た目に華やかなのはもちろんのこと
電力王の邸宅らしく、自家発電機や呼び鈴システムなど
機能的にも、大正時代に建てられたとは思えない設備の数々。

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↑貞奴気分で螺旋階段から降りる私(笑)

2階が居室なので、きっと貞奴さんはこんな感じで
この螺旋階段からサロンに降りてきていたのかなぁと^^




今はありませんが建築当初は、2000坪を超える土地に
夜に館を照らすサーチライトや噴水などもあったそうですよ。

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貞奴さんの波乱に満ちた人生は、ドラマ化されたことがあるそうですが
少し調べた中で、この邸宅で一緒に暮らしていた福沢桃介さんとは
不倫関係にあったというのがちょっぴり残念に思いました。

貞奴さんは夫に先立たれ独り身なので恋愛をするのは自由だと思いますが
福沢さんの奥さんや子供のことを考えると
なぜ福沢さんはきちんと奥さんと離縁しなかったのだろうか…と。




もしかしたら、そう奥さんが望んだのかもしれないし、
他の事情があったかもしれないしと、実際のところは何もわからないので
一概には何も言えませんが、個人的にはちょっぴり引っかかりました。

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と話しが逸れましたが
二階は1階とは一転して日本の伝統的な和室がメインになっていました。

その中でも一見火鉢にみえないような豪華な調度品や
和モダンな照明などはさすが。

今見ても美しいと思う、見応えのある邸宅でした。




つづいて訪れたのは「文化のみち撞木館」。

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こちらは大正末期から昭和初期に建てられた
陶磁器の貿易商として財を築いた井元為三郎の旧邸。

和洋折衷のレトロモダンな内装に、広くて手入れされた庭が美しく
7月にリニューアルオープンしたばかりの
併設されているカフェ(SHUMOKU CAFE)も庭に面しているので
また機会があったら行ってみたいなと思いました。




最後に訪れたのは「豊田佐助の旧邸」。

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豊田佐助さんは、トヨタグループの創始者、豊田佐吉さんの弟です。
こちらの邸宅も大正時代に建てられた邸宅。

来賓を迎えるための応接間は洋室で
その他の部屋はほとんど和室という造りの中、
いちばん面白いなと思ったのは右下の写真の
和室の周りを、洋風建築の廊下と窓で取り囲んでいる部分。
不思議と調和していて面白いなと思いました。

また豊田家の家系図なども展示されていたのですが
知っているようで知らなかった繋がりが興味深く、勉強になりました。


今回見学した3つの施設は、すべて歩いて回れる距離にあるので
散歩を兼ね、のんびり見学できました。
普段は、あまり市の施設などを見学する機会がないので
こういうイベントがあると行こうかなというきっかけになって良いですね^^


素敵で勉強になる家がいっぱい。

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